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共有する政治

2012年12月17日

あっちに行ってみたけど、やっぱりダメなんでこっちに戻ってきて自民党、という気がする。

自民の圧勝。でも、不思議に「圧勝」らしい熱気が乏しい。投票率も前回に比べて大幅に下がっている。
小選挙区制度というのは、「圧勝」を生んで政権を安定させるための制度なので、現在の選挙制度がいちおう機能しているということではないのか?
いちいち圧勝ぶりに驚かないで、制度にそった受け止め方をすればいいのだと思います。

そういうことも大事だが、国民やメディアが今回の総選挙にどのようにかかわったか、かかわろうとしたのかが大切に思える。
「あれ、また政治家があんなことやってる。日本の政治ってダメだな~」という他人事な姿勢の繰り返しを、少しでもアクティブにしようという試みがある。特にネットの世界で。
個人的には、こっちのほうに興味がある。

Yahoo!の「マニフェストマッチ」や毎日jpの「えらぼーと」は投票行動を考えるのに便利なツールだった。
ゲーム感覚?でクリックしていくと、どの党の主張が自分の考えに近いか、データで示される(もちろん、政党はリアリティのない主張もしている)。
頭の片隅にも置いていなかったところがトップになったりして、まさに「へえ~」である。
だからといって、そこに投票したわけではないが……。

「政治」というものをネットに組み込むことで、新聞やテレビとは違った接し方を考えようと努めている様子がうかがえる。
Yahoo!の「選挙に行ったよ」をクリックすると、自分が投票しただけではなく、他の人の投票行動を促したような、そして投票したことを「共有」できたような、少しだけ能動的な気分が生まれる。

ネットメディアの世界にかかわるようになってから、「共有する」という言葉をよく使わせてもらっている。政治の世界でも、メディアは何かを「伝える」ということから「共有する」方向へ動きつつあるのだろうか?
ネットメディアは「共有」に力を発揮する。

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