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坂本龍馬の真実とソーシャルな時代だった幕末

2013年03月07日

幕末の志士として人気のある坂本龍馬、実はたいしたことなかったんじゃないか?
どこまでが真実? 坂本龍馬」と題した記事が先日、朝日新聞に載っていた。

坂本龍馬のイメージは、剣術が強くて、正義感があって、時代の先を読む力も構想力もあって、
行動力が素晴らしく、商才にたけていて、精神は自由にして闊達(かったつ)、
気遣いも細やかなので女性にも男性にももてる。
すごいぞ、龍馬!そんな龍馬に私はなりたい、と龍馬気取りのオジサンが続出するのも無理はない。

坂本龍馬という人の実像はともかく、たくさん手紙を書いた人ではあるようだ。
ふつう手紙で、自分のことを悪く書く人は少ないですよね。
となると、たくさん手紙を書いた人は自分に有利な記録がたくさん残ることになる。
さらに龍馬は短い生涯だったので、若いときのさわやかなイメージだけが残る。

幕末を舞台にしたドラマでは、龍馬に限らず多くの人が日本中を激しく行き来している。
加えて、手紙のやり取りもずいぶんあったようだ。
時代が激変している状況。口伝や大量の手紙のやり取りで、人々は結構正確な情報を共有していたらしい。
マスメディアがなかったにもかかわらず。

幕末はソーシャルな時代だったのかな、と想像する。
おかしな情報も時に混じるけれど、情報をたくさん積み重ねることによって、
おおまかに時代の正しい全体像を把握していたようだ。
人々がおおまかに正しい情報を共有していたということが、日本の近代化推進を比較的スムーズにしたのかもしれない。

人気者の龍馬は、Facebookの友だちがたくさんいたり、Twitterでフォロワーの多いタイプだろう。
新撰組の土方歳三は、それを細かく解析するタイプ?

個人的には、坂本龍馬に対して「調子のいいヤツ」というイメージをもっているが、
それは別にネガティブ評価ではないですよ。

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