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IoTの落とし穴への警鐘

2016年09月08日

 大学などで、インターネットとつながった複合機やプリンターにセキュリティ対策がとられていなかったため、コピーや印刷した資料を第三者がとりだすことができるようになっていたケースが少なからずあったとか、留守中のペットの様子を見守るため自宅に置いたウェブカメラにパスワード設定をしていないと、第三者に盗み見される危険があるとか、そんな警告記事を新聞で読みました。

 ビジネス界の一大ブームのIoT(モノのインターネット)ですが、セキュリティ面では、情報や映像の流出どころではない、もっと大きな落とし穴に気を付けなければいけないようです。

 9月6日に、「IoT化する世界 認証セキュリティなくして成り立たず」をテーマに開催した「ZDNet Japan × TechRepublic Japan 認証セキュリティセミナー」で、特別講演をしていただいた、NTTコミュニケーションズ株式会社の境野哲氏が、たいへん重要な警鐘をならされました。

 境野氏はIoTの「エバンジェリスト」を肩書にされているだけに、IoTの今後の大きな可能性とセキュリティ上の課題について、たいへんわかりやすくご説明されました。

 一例をあげれば、IoTでは、工場の制御系システムを監視・管理するケースがあります。従業員の命にもかかわるし、生産ラインの生命線にもかかわる重要な部分です。それだけに十分なセキュリティ対策が必要になります。

 境野氏からは、知見を積み重ねていくために、協業パートナー募集の呼びかけもありました。日本の産業界全体で取り組んでいく必要がある大きな課題だと思います。 (相楽)

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