「音鉄」
2016年10月12日
9月末に遅い夏休みをとって福島県の会津若松に行ってきました。郡山駅から磐越西線に揺られての小旅行です。
線路の両側に黄金色に輝く田んぼが広がり、列車は「ピーッ」という、やや甲高い警笛を響き渡らせながら走ります。上陸が続いた台風や長雨の合間の久しぶりの晴れ間を待っていたかのように、稲刈りが始まっていました。
ローカル線に乗ったのは久しぶりです。新幹線や都内のJR、私鉄の警笛とは違う、ピーッという懐かしい警笛の音が、旅情をいっそう深めてくれました。
「みんなでつくる鉄道コム」の「鉄道ブログ」を見ると、列車の音にはじまり、駅や車内のアナウンスも含めて、さまざまな鉄道の「音」を録音して楽しんでいる「音鉄」の方も多いことがわかります。
今回は、紅葉にはまだ早すぎました。いつの日か、SLばんえつ物語号の蒸気や汽笛の音を楽しみながら、晩秋のみちのく旅ができるといいなと思っています。 (相楽)