電子書籍
2012年11月01日
電子書籍という概念が登場して、何度か「元年」があり、いよいよ今年が本当の「元年」とも言われている。もう11月だが……。

神保町「古本まつり」は11月3日(土)まで開催。
楽天がkoboを発売し、アマゾンのKindleも日本に登場した。
確かに、「本の世界」が大きく変わる可能性が出てきた。
たいした読書家でもないのだが、期待感がある。
持ち運びに便利とか、購入しやすいとか、安くなりそうとか……。
いや、そういうことではなくて、紙では見られなかった新しい「本の世界」を見せてくれないかな。
紙からデジタルへ。
ツールが変われば、「書籍」の持つ意味も変わってくる。
ちょっと大げさに言えば、書籍が成り立っていたベースが「紙の哲学」から「デジタルの哲学」に移行するということ。
もちろん、紙に印刷していたものをデジタルデバイスで読むというだけでもいい。
ただ、従来の読書生活を維持するだけでなく、さらに豊かにする選択肢があるのではないかと思うわけです。
「紙の文学」のほかに「デジタルの文学」があれば、その分、世界が豊かになったような気がするけどなあ。
AIのある神田神保町は「本の街」。
いま、「古本まつり」でにぎわっている。
ここにいると、紙だろうがデジタルだろうが、何かを読むという行為は廃れないような気がする。
読むという行為、ひとりで向き合うところが、いいのかもしれない。
電子書籍について、CNETには詳しい記事がいくつもあるので、興味のある方は読んでください。