4年に1度の祭典
2014年02月19日
4年に1度の五輪で、4年に1度観戦する競技がある。
例えば、バイアスロン。銃をかついだ雪上訓練のような競技だ。見ようと思っても、なかなか見られるものではない。
ソチ五輪で見ることができた。
クロスカントリーも何年も見てなかった気がするし、日本がメダルを獲得したノルディック複合も五輪以外で見た記憶がない。
で、久しぶりに見ると、これがやっぱりおもしろい。
リュージュというソリ競技。
生身の人間が、体をさらしたまま猛スピードで氷のコースを滑走する(時速130kmぐらい)。
4年に1回見ては、毎回「これ、意外とおもしろいな」と思っている。
ただ、4年間見なくてもがまんできる。
深夜、独りテレビで見るリュージュ競技。
微妙な体のブレが勝負を左右する。滑走するソリの音が鋭い。
千分の1秒を争う緊張感に包まれる。
これぞ冬季五輪観戦の醍醐味というものだろう。
ドイツやロシア、イタリアなどのメダル争いもおもしろいが、強豪相手に日本人選手がどの程度戦えているのかも興味深い。
そんな中、登場したのがトンガの選手だ。
ライブでリュージュにトンガが現れたら、ほんとにびっくりしますよ。
ふと「これ、後で『クール・ランニング』みたいな映画になるんじゃないかな」と思ってしまう。
太平洋の島で生まれ育った人が、ソリに乗って猛スピードで滑走している。若干の違和感。強豪国の選手の走りとは違ったワクワク感がある。
4年後、きっとこのトンガの選手のことを思い出すだろう。
CNETに松村太郎氏の「オリンピックで活躍するタブレットとスマートフォン」が掲載されている。
ソチ五輪をCNETらしい視点で切り取っている。ちょっとびっくりな話題もあるので、読んでみてください。