はじめまして
2014年06月26日
6月26日に朝日インタラクティブ(AI)の社長に就任しました相楽剛(さがら・つよし)です。これから始まる仕事にかなりワクワク、ドキドキした気分です。
朝日新聞社の出身です。新聞社での仕事歴のおよそ3分の1は政治部記者、3分の1は紙面の編集者でした。そして、やや異色ですが、もう3分の1は新聞社の基幹システムの2度にわたる全面的な更新プロジェクトに携りました。
2000年代初めに取り組んだシステム更新では、どんどん多様化するデジタル媒体への発信に向けて、「ワンソースマルチユース」のためのコンテンツマネジメント整備がひとつの柱でした。
かっこよく聞こえますが、当時は紙に印刷した記者の原稿をデスクや紙面編集者が青鉛筆や赤鉛筆で直したり行数を削ったりしたものを専門オペレーターが専用端末で修正し、まず紙面に掲載してからデジタル媒体に二次配信するというやり方でした。
それをデスクが自らのパソコン画面で直してリリースすれば、紙面にもデジタル媒体にも届くという姿に変えました。今ではあたりまえでしょうが、10数年前は大変革でした。
2010年代初めの取り組みは、最新IT技術の果実の取り込みです。各種の業務システムを仮想基盤上に集約してインフラコストを削減する、複数のグループ企業でシステム共用するためのグループ内クラウド構築、全社員にスマートフォンを持ってもらい社内ネットワークに安全に接続して情報共有し業務端末としても活用する……。
CNETやZDNetでお届けしているIT関連情報やその導入に向けた課題に現場で取り組んできました。
一方、記者・編集者としては、ニュースに「国際」と「国内」の境目などすっかりなくなった時代にCNN.co.jpのチェックは欠かせませんでした。
個人的に「鉄分」はそんなに濃くないのですが、線路点検や補修のための特殊な車両を見かけると夢中になって写真を撮りますし、旅行先では必ず駅弁を食べて写真を撮りためていくのを楽しみにしています。
これまでもAIが提供している多様なコンテンツやサービスに深く関わってきましたが、 これからは、自分もそのAIの一員に加わります。驚くようなニュースや魅力的な人たちとの出会いが、たくさん待っていることでしょう。楽しみです。よろしくお願いします。(相楽)