球譜と「モバイル」
2014年08月13日
甲子園で高校野球の熱戦が始まりました。いよいよ夏の真っ盛りですね。
全国の頂点に立つ高校がちょうど決まるころでしょう、8月27日に「ZDNet Japan エンタープライズモバイルセミナー」が秋葉原で開催されます。
「企業価値を高める、エンタープライズモバイルの『正しい』あり方を知る」がテーマです。
実は、高校野球と「エンタープライズモバイル」もまったく無縁ではありません。
今、甲子園で戦っている代表校は、各都道府県の地方大会を勝ち抜いてきました。今年の地方大会は229球場で3884試合が行われました。主催の朝日新聞社は毎夏、全試合の半イニングごとのスコアをサイトで速報しています。
各球場で半イニングが終了すると同時に、担当者がスマートフォンのアプリケーションでスコアを送信し、ただちに速報サイトに掲載される仕組みです。
この夏も母校の試合が気になって、速報サイトのスコアボードを見守った方が少なくないでしょう。
私事ですが、このスマホの速報アプリケーション構築や担当者向け研修に携りました。
スマホを活用した仕組みは、全国の多数の球場からの一斉速報に非常に大きな威力を発揮します。一方で、データをいたずらされないようにするセキュリティ面や誤ったデータを流さないようにする運用面での課題も多かったというのが実情です。
球場のスタンドを埋めて懸命に応援している高校生たちが、その一喜一憂をLINEやツイッターを通じて共有するせいでしょうか。昨夏は、スマホがつながりにくくなる球場があって、慌てさせられるというハプニングもありました。
各キャリアとも「つながりやすさ」に努力しているので、今夏は大丈夫だったようです。
ビジネスや業務にモバイルを活用するのはあたりまえの時代ですが、そのための課題はさまざまでしょう。課題克服に向けた一助として、今回のビジネスセミナーがお役にたてればよいと思っています。 (相楽)