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視界に国境はなく、視線の先はユーザーに

2014年12月18日

 Startupにチャレンジし、成功をおさめる人たちは、最初からグローバルな市場を見据えて、どうすれば、ユーザーの心をつかめるかということに最大の力を注いでいるようです。

 12月16日に神田淡路町で、「第2回 CNET Japan Startup Award」の表彰式を行いました。

 最優秀賞は、スマートフォンに特化したフリーマーケットサービスを展開している株式会社メルカリ。個人的には筧美和子さんが、大きな虎の顔が描かれたTシャツを着るテレビCMで強烈な印象を植え付けられています。

 サービス開始1年半でアプリのダウンロード数が600万を越え、流通金額も月間で数十億円規模に急成長しています。山田進太郎代表取締役社長は起業時から目指していた米国進出をこの9月に果たして、日米を忙しく往復する日々だそうです。

 成長にともなって増えていく社員の半数はカスタマーサポートにあてていると、山田社長が話されていたのが印象的でした。フリーマーケットに初めて出品する人、初めて購入する人、どちらもドキドキでしょうから、しっかりしたサポートはありがたいでしょう。

 CNET Japan賞に選ばれた株式会社トランスリミットが展開されているリアルタイム対戦型脳トレアプリBrain Warsは、グローバル展開を前提にした「言語フリー」の設計で、ユーザー数は国外が圧倒的です。そもそも「まず日本で始めてから海外へ」なんていう発想はなかったのですね。

 読者賞に選ばれたカタリズム株式会社のレジャー・遊び・体験の予約サイト「ASOViEW!(あそびゅー!)」の運営では、山野智久代表取締役が、コールセンターを開設して、ITが苦手なサイト利用者にも親切な対応ができるよう心がけているという説明をされていたのも印象的でした。

 THE BRIDGE賞のAgIC株式会社も、朝日新聞社メディアラボ賞の株式会社Moffも、ユーザーをしっかり見据えて、グローバルな市場に製品を展開しています。

 受賞者のみなさまから、おおいに刺激を受け、視野を広げることができました。ありがとうございました。(相楽)

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