2020年の「おもてなし」へ
2016年08月24日
リオ五輪の期間中、朝起きてメールをチェックすると、日本選手のメダル獲得を伝えるニュース速報が毎日のように届いていて、たいへん気分よく一日を始めることができました。
今回の五輪では、開会式や閉会式のセレモニーのプロジェクションマッピングも強く印象に残りました。この演出を支えたのが、プロジェクションマッピング技術を得意とするパナソニック株式会社が提供した110台の高画質プロジェクターだったと報じられています。
同社の東京オリンピック・パラリンピック推進本部の原口雄一郎氏に、8月23日に開催した「CNET Japan Marketer’s Conference 2016 あらゆる接点で通用するユーザーエクスペリエンス創造手法」で、株式会社ルグランの泉浩人・代表取締役共同CEOとともに基調講演をしていただきました。
両社で取り組んでいる国際空港ターミナル利用者のユーザーエクスペリエンス向上について、たいへん興味深いご紹介がありました。東京五輪で大勢の訪日客を迎えます。重要な課題です。
ユーザーエクスペリエンス向上のためには、ユーザーの属性や動向をしっかり把握・分析したうえで、個々のユーザーに適した戦略的な働きかけを効率よく進める必要があります。株式会社フロムスクラッチのCorporate-Strategy Div. 経営戦略-Unit 執行役員・三浦將太氏からは、それを実現しようとした際に陥りがちな「ワナ」について、実例に基づいた、わかりやすい解説をしていただきました。その「ワナ」を避けるための基本的で実践的なノウハウを学びました。
リオ五輪が閉幕して、東京五輪開幕へのカウントダウンが始まりました。ITを駆使した、より良い「おもてなし」実現に向けて進んでいるさまざまな取り組みをどんどんお伝えしていこうと思います。 (相楽)