ストレージの進化
2016年10月20日
ストレージは、ITインフラの根幹です。
かつて新聞社で、大規模なシステム更新プロジェクトを約10年の間隔を開けて2度担当した際に、ストレージの選定は地味でしたが重要な課題でした。
2度目のプロジェクトの際、1度目の経験から、ストレージの価格をそれなりに見積もっていたのですが、想定した性能が出せるストレージの価格が、かなり安くなっていたおかげで、プロジェクトの予算管理が、かなり助けられました。
10月17日に開催したセミナー「IoT時代を見据えた、新たなストレージ戦略」では、ストレージのテクノロジーのさらなる進化に目を見張らせられました。
とくに、オールフラッシュのストレージの現状について、講演者の方々から紹介がありました。価格面でずいぶん競争力がついてきているようです。性能と価格のバランスの選択肢の幅がずいぶん広がっています。
特別講演として、SNIA(ストレージネットワーキング・インダストリ・アソシエーション)日本支部の菊地宏臣会長から、ストレージ関連のテクノロジーのトレンドやエンドユーザーの導入意向についてご紹介いただきました。
性能や価格だけでなく、省電効果やビジネスデータのバックアップをとるための作業効率にも注目して、ストレージを選定している企業が増えているようです。
ランニングコストも含めて、いかに最適なITインフラを選ぶか。ストレージ戦略は、地味ではあっても、やはり重要な課題だと再認識しました。 (相楽)