マーケティングは経営事
2016年12月09日
12月7日に第4回「CNET Japan CMO AWARD」の表彰式とマーケティングセミナーを行いました。
式後のパネルディスカッションでは、マーケティングの最前線で活躍されている方々ならではの深くて実践的なお話しをうかがうことができました。
賞を贈らせていただいた、資生堂ジャパン株式会社、三井住友カード株式会社、株式会社三越伊勢丹ホールディングスの3社とも、社内の各部門や個別店舗を横断した全社的な取り組みとして、顧客体験・価値(ユーザーエクスペリエンス)を高めようとしていることが非常に印象的でした。社長、担当役員の強いリーダーシップが発揮されています。
ディスカッションのモデレーターを務めたCNET Japan編集長・別井貴志が、論議のテーマを「経営事(けいえいごと)となった真のユーザーエクスペリエンス」と設定しました。マーケティングは、かつての「市場調査」のようなレベルのものではなく、ビジネスの成否を決める経営の重要課題になっています。
昨年、CMO Awardを受賞された株式会社パルコのその後の取り組みも講演で紹介していただきました。お客さま一人ひとりの個別ニーズを読みとってサービスを提供するための取組みを続けられています。
企業がマーケティングを進めていくうえで、ニュースメディアは、ユーザーとのタッチポイントになります。良質なコンテンツを発信していくことが、ニュースメディアにとって最も重要な役割です。そのうえで、企業がユーザーに良質な顧客体験を提供するきっかけを双方に満足いただけるような形でつくることができれば、メディアの付加価値は、さらに高まると思います。
どんなことができるでしょう。いろいろトライしてみたいという意欲をかきたてられるセミナーでした。 (相楽)