データの「管理・活用」力が問われている
2017年06月26日
「膨大なデータは常識を圧倒する」――6月22日に開催したZDNet Japan×TechRepublic Japanデータ管理・活用セミナー で、楽天技術研究所の森正弥代表からうかがった、楽天がインターネットサービス上で進めているAIを使ったビッグデータ活用の事例の数々は、たいへん刺激的でした。
お客さまは今後、どんなファッションを求めているのか?AIがデータを分析して出した仮説に基づいた商品が劇的に売上を伸ばしたそうです。人間が思いつくような常識を超えた発想が出てきたということですね。
一方で、森氏は、データ管理について「抑制すると競争に負ける。抑制しないと炎上する」との表現で、ガバナンスの重要性も強調されていました。
セミナーにご登壇いただいた方すべてが、データを効率良くビジネスに活用していくためには、適切な管理が必要だということを指摘されていました。
今回のセミナーのテーマは、「『全社員データ活用時代』に必要なデータガバナンスの勘所 ~社内“資産”を活かすのは精度と分析力~」でした。
弊社でも運営している各媒体のコンテンツがどのような方々にどのように読まれているかという分析を深めていこうとしています。得られたデータをどう管理・活用していくか。その力量が問われていると、気を引き締め直す機会になりました。 (相楽)