セミナーで理解を深める
2017年10月20日
「ZDNet Japan 攻めのITセミナー “Docker”は攻めの一手になり得るか?」を10月18日に開催しました。
新しいIT基盤として注目されている「Docker(ドッカー)」について、その基礎からビジネスでの活用事例まで、幅広く知ることができました。
登壇者の1人、日本ヒューレット・パッカードの古賀正純氏には、ZDNet Japan で コラム「Dockerがもたらすビジネス変革」を連載していただいています。
古賀氏の連載を読んで、Dockerの基礎は、それなりに理解していたつもりでした。しかし、古賀氏の講演や、もう1人登壇された日本ヒューレット・パッカードの山中伸吾氏の講演では、古賀氏、山中氏が、ユーザー企業とのかかわりの中で、ユーザー企業が抱える課題解決にDockerをどう役立てていったかという具体例を聞くことができました。
さらに、ユーザー企業の立場で、日本パレットレンタルの黒岩暁氏にも加わっていただいたパネルディスカッションでは、企業のIT部門が、経営陣や現場から求められる課題に対して、Dockerなどのツールを駆使しながら、いかにスピーディーに効率よく対応しようとしているかということが、よく分かりました。
新しいテクノロジーについての基礎的な知識があっても、そのテクノロジーが、ビジネス上のどういうニーズに応えるために生まれ、実際にどう活用されているかを知らなければ、ほんとうに理解したとはいえないものですね。
テクノロジーを提供する側、ユーザー側双方から、実際の経験に基づいた多角的な話を聞くことができ、記事を読む以上の深い理解が得られる機会になるようなセミナーを今後も企画していきたいと思います。 (相楽)