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がんになっても、安心して働ける会社を目指します

2019年11月07日

 がんとの共生社会づくりを目指す「ネクストリボン」研修を受講しました。2人に1人が、がんにかかる時代です。医療の進歩で「がん=死」ではなく、がんは長く付き合う病気になってきました。自身がなった場合には「治療」と、家族がなった場合には「介護」と「仕事」を両立しなければなりません。両立をサポートする会社でなければ、安心して働くこともできません。

 「そんなサポート体制を整えて会社の経営は大丈夫なのか?」と心配されるでしょうか?

 それよりも社員が安心して働けない会社に明るい未来はない、と考えます。的確なサポートができる会社(組織)であれば、経済的に成長する力もあるはずです。

 研修には、2015年10月に肺腺がんと診断された電通社員、御園生泰明(みそのうやすあき)さんが講師として招かれており、これまでの4年間、治療と仕事を両立してきたポイントを具体的にお話してくださいました。

 お話を聞いて、Slackなどのビジネスツールの活用や社内制度はもちろん、大切なのは「上司・会社の姿勢」だな、と強く感じました。

 御園生さんが、上司に相談した際、上司は「部内でオープンにしたほうがいい」と言い、御園生さんをイメージしたシールに「FIGHT TOGETHER」という文字を入れ、自身のノートパソコンに貼ったそうです。社内で「それ何?」と聞かれるたびに事情を説明し、シールを渡す、こうして社内に広めるとともに、所属部署へはメールで「腫れ物にさわるのではなく、明るく『一緒に戦おうぜ』というサポートをしよう。それは我々の組織にも大きな財産になるはずだ」と書き、部署内の雰囲気を醸成したそうです。

 明日、交通事故で死ぬかもしれないし、週末に山で雷に打たれるかもしれない。どっちにしても限りのある命であるなら、人生を有意義なものにしたい。せっかく同じ会社で働いているのだから、いい会社にして、有意義な人生を送りたいですね。

 というわけで、遅ればせながら弊社は今月、リモートワークの検証月間です。小さな一歩ですが、着実に進めていきたいと思います。(高野)

 ネクストリボンについての詳細はこちらをご参照ください。

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